ラバーコスチュームセルフポートレート

 というわけで、また撮影してみた(2段目の左から3番目と4番目が昨日撮った写真)。今回のポイントは、前回アドバイスをいただいたとおり、セルフシャッター機能を使っての撮影であるということ。ただし、リモコン式のため、まずリモコンでシャッターを押してから、リモコンを写真に写らないところへ放り投げ、そしてポーズを撮るという、ラッキィ池田※の踊り並みに早い技が必要となる(※10年前くらいにちょっと話題になった振り付け師)。
 シャッターが下りると、履き慣れないハイヒールの千鳥足でよたよたとカメラのところへ歩いていき、画像を確認する。同居の者に「ヒールを履いて歩いている」ということが音で悟られないよう、つま先立ちで歩くので相当体力を消耗する。床がタイル張りなので音がすごいのだ。画像を確認して、違うなーと思ってまた撮影場所へ千鳥歩行で移動し、放り投げられたリモコンを拾い、シャッターを押す。シャッターを拾って、ボタンを押すのも、このゴッツイグローブである。一度で拾えないし、シャッターの反応も悪い。カメラの方にリモコンを突き出して、エイッエイッと押す姿ほど間抜けなものはない。リモコンの効きが悪いとやたらテレビに近づけてボタンを押すジジイと変わらない。かなり萎えながらもキュキュッと素早くポーズを取る。
 今回2点を公開したが、ここで気をつけていただきたいのは、この2枚のために、40回近く、上記の動作を繰り返したということだ。近くに水を用意して脱水にならないように気をつけた。なんでも汗をかくのは身体にはたいへん良いらしく、撮影のあとはスポーツをしたあとに類似する爽やかな爽快感に満たされた。
 ありがとうございます。

※オークション出品中

市川哲也
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