ラバーとリンクされるものが嫌い

 ラバーとリンクされるものが嫌い。たとえば、スカトロ、SM、縛り、そういうの。
 フェティッシュイベントへ行こう行こうと思いながらも、気が重いのは、イベントのショーなどで必ずそういうのが出てくるからだ。
 ラバーへのフェティシズムがどうしてそっちの方向へ行ってしまうのか、いってしまわねばならぬのか、それが私にはどうしても分からない。どうしてラバーフェチだけじゃダメなのか。コンテンツ不足か(笑)?
 もちろん程度の問題だし、趣味の世界だから十人十色だと思っているが、私の好きなラバーがリンクするのがなぜスカトロだったり、痛いSMだったりするのか。たとえばミニクーパーじゃダメなのか? それとか、ラバーを着た、「これからの日本1格差社会」などをテーマとするカンファレンスではダメなのか? ラバーを着るとどうしてすぐそっちへ行っちゃうのかねえ。
 イヤいいんですよもちろん、私だって、ラバーを着たらすぐチ○ポに手がいってしまうんだから。そこへ「どうしてラバーを着てすぐオナニーへいってしまうのか、それはカナシイしイヤだ」とかつっこまれても困ってしまう。そこに私の欲求があるから突き進むだけなんだから。
 ということは、ラバーを着て件の行為に走る人もそういう欲求が抑えがたくあり、爆発してしまうからなのだろうか。だとすると、同じラバー好きでも、さらに細分化されてくるし、Alt-fetish.comはそういう痛いSMとかは興味がない、そういうことは私としては明白にしておきたい。それでサイトへ人が来なくなったってイイしそのほうがいい。
 私としてはイベントとかもやってみたいのだけれども、来場者はそういうことを求めてくる人もいるかも知れない。しかし私はそんな人たちのためのイベントはやりたくない(なぜならすでにほかにいくらでもあるから)。それにそんな人たちに来られても、不満で終わるに違いない。
 ラバーフェチはラバーを着るまで、そこまで、そういう節度あるイベントをやりたい。ちょうど、イッキをしない、タバコも吸わない、そんな飲み会のような……。

Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com
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