珈琲メーカーVSドリッパー

AFP(2級FP技能士)になって1ヶ月以上経過した。AFPとしての入金は今のところゼロ円である。知人に退職時の各種手続きについて説明したらうどんをもらった。

FPってなに?と訊かれて、これこれこういうサービスをする仕事だよと説明する。するとたいていヘエ。金をそれで取れるのか?と訊かれる。筆者はFPとしてフィーをもらったことがない(うどんならある)から、難しいんじゃないかな。という。実際、筆者は、一消費者として、FPなるものに相談料を払うことが今後あり得るだろうかと訊かれると、ないと断言できる。なぜならFPが提供する知識やサービスは、FPならずとも自分でまかなえるからだ。

FPジャーナルというのが毎月、FPの協会から送られてくる。それを読むと分かるが、AFPなり、CFPなりとして、「認定」されるためには、「継続教育」を受けて所定の単位を取得しなければならない。単位は2年間でAは15単位、Cは30単位である。

こうした単位を得るために、FPジャーナルに掲載される継続教育テスト(無料)を受けるか、またはFP協会またはFP協会が認定する団体が主催するセミナーを受講しなければならない。その受講料は、Aの15単位取るのにだいたい2〜3万、Cはその倍くらいだ。

もちろんこの受講料とは別に、年間1万いくらかの会費が、FP協会によって徴収される。つまりこうした出費なくして、この食えない資格であるAFPというのは、AFPであることすら認められないのである(なんのためのAFPか?協会を肥やすため?)

食えない資格なのに、FP協会には確実に金が入る仕組みがみえてきた(継続教育テストよりもセミナーのほうが、ただ金を払って座っていればいい分、単位取得手段として人気が高いことが予想される)。

無料で単位が取れる仕組みがある分良心的といえる。ただこの継続教育テストは、合格しないと単位として認められない。

有料セミナーの多くはCFPや税理士など有資格者が講師を務める。こうした人たちは、本業より講師業で食っている人たちである可能性が濃厚である。

なんかいやな感じ。

ちなみに、国家資格であるFP技能士のほうはこうしたからくり(有資格の状態を維持するために金がかかる仕組み)は今のところ無いようだ。

Text by Tetsuya Ichikawa
Alt-fetish.com


物欲を刺激するアイテムにコーヒーメーカーがある。メリタとか、デロンギから、デザインも美しい、値段も手頃なものがいろいろでている。

ところが、武蔵境にある筆者行きつけのコーヒー豆屋の親父は言った。

「手で入れた方が、全然おいしい」

どんなに高い機械を買っても、お湯を沸かし、手でドリップしたものにはかなわないと言う。コーヒーメーカーだと、じゃぶじゃぶと高熱のお湯を一方的にかけるばかりで、どうしても濃くでるかららしい。

そうした会話を交わすだけで、家に飛んでかえって、手でコーヒーを入れたくなるのだから不思議だ。実際そうして入れたコーヒーは実においしい。

機械よりおいしいと言えば、炊飯ジャーに物欲を刺激されている人も多かろう。ご飯も、炊飯ジャーよりもおいしい炊き方がある。圧力鍋(活力鍋)を使うのだ。活力鍋でご飯を炊くのは、以外にも炊飯ジャーの半分以下の時間しかかからない。水道光熱費の節約になる。仰天するほどおいしいご飯、もううちは、炊飯ジャーを使うことは二度とないだろう。

コーヒーメーカーも、炊飯ジャーも、どんなに安くても数千円はする。ドリッパー※は数百円、活力鍋はけっして安くはないけれど(2万くらいした)、高級な炊飯ジャーよりは安い。安くてエネルギー消費も少ない二つのアイテム、GWに突入の我が家でも大活躍が期待される。

※リンクは筆者が使っている商品です。

Text by Tetsuya Ichikawa
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